2016年8月25日木曜日

2016アメリカ旅行9 1,000kmの移動(『時間をはずした日』)

 
 今回の、アメリカ旅行は、
 大きく分けると、
 前半と後半に、分けられました。
 
 前半は、
 グランドキャニオンと、セドナ。
 アリゾナ州。
 乾いた大地。
 乾いた空気。
 乾いた、強い陽射し。
 赤・黄。
 日(陽・火)。
 
 対して、後半は、
 ヨセミテと、マウントシャスタ。
 カリフォルニア州。
 川、滝。
 湖。
 深い樹々。
 青・緑。
 水。
 
 ある種、「対照的」と、いうこともできる、
 前半と、後半は、
 
 場所的にも、
 かなり、離れていました。
 
 事前に調べたところによると、
 その距離(走行距離)、
 「1,000km」。
 
 「1,000km」というのは、
 
 直線距離でいえば、
 東京から、
 西方向には、鹿児島・種子島、
 北方向には、北海道・サロマ湖。
 
 車で移動するには、
 かなりの距離、ですよね。
 

 しかも。
 
 この移動は、
 前半の「セドナ」から、
 後半開始の「ヨセミテ」まで、
 
 より詳細には、
 セドナから、
 ヨセミテ近くの「マンモスレイク(Mammoth Lakes)」まで、
 になりますが、
  
 予定したルートでは、
 
 渋滞無し、休憩無しでも、
 10時間。
 
 しかも、
 ルートの大部分は、
 
 往きに通った、
 ルート66などの、乾燥・高温地帯。
 
 さらに、
 終盤には、
 
 さらに乾燥していて、
 さらに高温な、
 
  「デスバレー(Death Vally)」
 の横を、
 通り抜けなければ、なりません。
 
 その、距離(1,000km)、
 その、環境(気温、路面温度、路面状態 ... )。
 
 かなり、不安・心配でした。
 
 そこで、
 慎重を期して、
 
 「前半」と「後半」を繋ぐ、この移動に、
 丸一日を当て、
 
 その日は、
 「移動日」と、しました。


 それにしても、
  
  初めてで、
  事情が分からないと、
  これほど、不安なのか ...
 
 ということを、
 今回、この件で、
 たっぷりと、味わいました。
 
 そして、
  「大丈夫かなぁ ... 」
 という気持ちを携えながら、
 とにかく、進むことにしました。
 
 しかし、反面、
  「これを乗り越え、体験できたら、
   それはきっと、素晴らしい経験になるに違いない」
 という想いも、どこかに、持っていました。
 
 
 ボルテックスや、
 「バーシング・ケイブ」を訪れることができた、
 翌日、
 
 僕たちは、
 朝5時に、起床し、
 6時過ぎに、ホテルを後にしました。
 
 セドナへの、名残惜しさを背に、
 いったん、樹々の茂る地域に入った後、
 
 また、再び、
 乾燥・高温地帯に、入っていきました。
 
 この、ルート66が通る地域では、
 往き道でも、そして、今回も、
 
 車の、スピードメーター横の、温度計は、
 華氏120℃を、
 表示しました。
 
 車の温度計が、
 どれだけ正確なのかは、分かりませんが、
 
 摂氏でいえば、
 約49℃ !
 
 正確ならずも、遠からず、で、
 
 少なくとも、一時的には、
 それに近い温度だったことは、
 間違いないでしょう。
 
 高速道路の、休憩所で、
 車を降りたとき、
 
 そこは、
 まるで「天然のドライサウナ」かのようで、
 
 乾いた、高温風が、
 全身に、まとわり、
 一瞬で、体力気力を、持ち去っていきました。
 
 しかし、そんな、
 超高温で、乾き切った、土地に、
 強く根を張り、逞しく葉を広げる樹々。
 
 生命の力強さに、
 ただ、畏れ入りました。
 
  「サソリ・毒蛇注意」
 の標識を目にしても、
 怖さなど、微塵も感じず、
 
 むしろ、ただ、
 それらの生物に対する敬意を、感じました。


 
 
 午前中は、
 休憩も、最小限にとどめ、
 
 とにかく、
 先に進むことに、努めました。
 
 と、言っても、
 実際には、6時間近く、ずっと、ドライブ。
 
 感じるもの、受け取るものは、
 小さからぬものが、ありました。
 
 風景は、意外ながら、さまざまに、変化しました。
 「町」と思える場所も、いくつか、出現しました。
 
 とはいえ、
 基本的には、
 ずっと、乾燥地帯で、
 
 道路の両サイドには、
 人の気配はもちろん、動物の気配も感じられないような風景が、
 延々と、続いていました。
 
  「地球って、すばらしく、大きいんだなぁ」
  「大地って、すさまじく、広いんだなぁ」
 
 と、感じ入りました。



 
 普段、
 日本の都市部で、生活していると、
 
 建物も、ゴミゴミしていて、
 人も、溢れていて、
 
 自然と、なにか、
  「狭い」
  「少ない」
  『足りない』
  『余裕が無い』
 という感覚を、受け取っています。
 
 ところが、
 このような風景の中を、
 延々、6時間も、進んでいると、
 
 行けども、行けども、
 変わらぬ、雄大な、大地の広がりを、目にしていると、
 
  「こんな光景を、目にしている人々には、
   『地球は狭い』なんて感覚、無いだろうなぁ」
 と、思いました。
 
  「土地にせよ、モノにせよ、
   有効に、大事に、利用しなくては、
   なんて感覚、生まれないかもなぁ」
  「『もったいない』なんて感覚、分からないかもなぁ」
  「『時間』もない、なんて、感じないかもなぁ」
 と、思いました。 

 
 かつて、
 オーストラリアを旅行したとき
 
 (そういえば、ちょうど、16年前、
  オリンピック開催中の、シドニーに、入ったのでした)、
 
 アデレードから、エアーズロックまで、行ったときや、
 アデレードから、パースまで、行ったときに、
 
 同じように、
 いえ、もっと極端に、
 
 乾いた大地の上を、延々と、延々と、
 移動した経験があります。
 
 とくに、
 アデレードから、パースまでは、
 
 「インディアンパシフィック」という列車に乗って、
 『42時間』、ずっと、
 低木が生える、乾いた赤い大地に、囲まれ続ける、
 
 という経験も、しましたが、
 
 でも、そのときに持ったのは、
  「『オーストラリア』って、広いな」
  「『自然』って、すごいな」
 という、感想で、
 
 今回とは、
 ずいぶんと違った、心持ちでした。
 
 今回は、
 
  「自分が有している、
   『足りない』『少ない』という、認識も、
   
   たまたま、自分が体験してきた環境・条件から、受け取った、
   (複数あるうちの)ひとつの認識に過ぎない」
 
 ということを、
 強く、はっきりと、感じました。
 
 自分の中の『制限』『限定』が、
 「体験」「外側の環境」によって、
 少し、外れ、少し、手放された感じが、しました。
 
 ありがたく、幸せな、体験でした。
 
 
 これまた、ルート66上の町、
 「バーストー(Barstow)」が、
 その日のルートの、おおよその、中間点。
 
 そこに、
 昼過ぎに、無事、到着しました。
 
 無事に、ほぼ予定通りに、着けた安心感から、
 ここでは、休憩を兼ね、
 少しゆっくりと、時間を過ごしましたが、
 
 ただ、
 晴天下の、乾燥地帯ど真ん中の町は、
 とにかく、とにかく、とにかく、暑い!
 
 体感的には、今回もっとも激しい暑さを、
 ここで、体験しました。
 
 アメリカに着いて以来、
 すっかり、お気に入りとなった、
 メキシコ料理の、ランチを済ませ、


 
 スーパーで、
 デザート・おやつの、果物を購入し、
 水も、大量に、手に入れ、
 
 そして、重要な給油を済ませて、
 この町を、離れました。
 
 
 その先、しばらく、
 まだまだ、乾燥地帯。
 
 そして、おそらく、
 さらに激しく、さらに厳しい、
 乾燥と高温が、
 待っているはずでした。
 
 「恐る恐る」の気持ちもありながら、
 でも、「どんな場所なのだろう」の好奇心もありながら、
 少々複雑な心持ちで、進んでいきました。
 
 ガラス越しに見える風景は、
 ますます、『荒野』感を、深めていき、
 道路は、視界を超えて、直進していました。


 
 そんな中、
 車体は、
 とめどなく降り注ぐ、陽射しを、
 一身に、受け止めてくれて、
 
 そのおかげで、
 車内は、クーラーが効いて、
 実に、快適でした。
 
 でも、
 興味から、窓を開けてみると、
 流れ込んでくる空気は、
 あまりの暑さで、重く「厚く」感じるほどです。
 
 このとき、
 この文明が、生み出した「モノ」「利器」の、
 素晴らしさを、ありがたさを、
 こころから、感じました。
 
 そのメリット面を、
 抵抗値ゼロで、
 享受しました。
 
 
 恐れていた、「デスバレー」付近も、
 結局は、周りと、それほどの差はなく、
 
 路面も、しっかりしていて、
 タイヤも、ちゃんと、回ってくれて、
 
 なにより、
 僕ら以外にも、たくさんの車が、
 そこを、こともなげに、走っていました。
 
 そのことに、
 とても、安心しました。
 
 安心すると、
 その場所を、その環境を、その道のりを、
 より純粋に、味わうことができました。
 
 それまでには、見られなかった、
 低木や草すら、一切、生えていない一帯、
 
 塩湖と思われる、
 白く、光を反射している一帯、
 
 そんな一帯も、
 遠目ながら、眺めつつ、
 その様子を、肉眼で、味わいつつ、
 
 しかし、車は、
 着実に、進んでいきました。
 
 「予定走路」は、
 着実に、「走行済み」に、変わっていきました。
 
 
 道路沿いに、
 はじめ、
 3本、大きな樹が現れ、
 
 すぐに、
 また、灌木・草だけとなり、
 
 次は、
 10本ほど現れて、
 でも、すぐまた、元の風景に戻り、
 
 そんなことを繰り返し、繰り返し、
 徐々に、
 
 「人家」が、
 「村」が、
 見られるように、なりました。
 
 「人の気配」が、
 感じられるように、なりました。
 
 完全なる乾燥原野に、
 「オアシス」が、現れるようになりました。
 
 厳しい自然に、直接、接しっている、
 そのような生活の場は、
 
 僕には、
 とても美しく、映りました。
 
 対比ゆえに、
 緑が、いっそう、美しく映え、
 水分が、いっそう、愛しく感じられました。
 
 「『二極』ゆえ」を、体感しました。
 
 
 「町」が現れたとき、
 ようやく、
 真に、安心しました。
 
 そして、
 観光案内所を見つけ、
 休憩を取りました。
 
 車から降りると、
 まだ、信じられないほどの暑さで、
 
  「では、それなら、
   先ほどまでの一帯は、どれほどの暑さだったのだろう ... 」
 と、
 改めて、恐ろしさも、湧きました。
 
 その場所からは、
 
 シエラネヴァダ(Sierra Nevada)山脈を、
 裏側(東側)から、雄大に望むことができ、
 
 さらに、
 その最高峰、ホイットニー山(Mt. Whitney)を、
 拝むことまで、できました。


 
 距離があり、
 そして、強い陽射しの、逆光で、
 それほど、はっきりと、見ることができたわけではありませんが、
 
 そもそも知っていた、その山を、
 これまでに見た中で、もっとも標高の高い(4,421m)その山を、
 目にしたとき、
 
 なぜか、とてもこころ高ぶり、
 なにか、特別な時間に接している気が、しました。
 
 
 ここまでくれば、
 もう、一息でした。
 
 その先は、
 時間にして、あと、1時間半。
 
 次々に、小さな町があることは、
 徐々に、環境的に穏やかになっていくことは、
 分かっていましたので、
 
 アメリカに来て以来、
 もっとも、こころも穏やかに、軽やかに、
 「ドライブ」を、楽しむことができました。
 
 相変わらず、
 「基本的には」、乾燥地帯でしたが、
 
 スプリンクラーによる、大規模な撒水が見られ、
 かなり広大な面積の農場が、幾箇所にも、見受けられました。
 
 「地中海性気候」に分類されるだろう環境になり、
 そこでの生活が、豊かなように感じられました。
 
 ずっと、遠方に見えていた、シエラネヴァダ山脈が、
 だんだんと、間近になっていき、
 
 それにともなって、
 道そのものも、アップダウンが、見られるようになり、
 
 それによって、
 これまでとは違った、スケールの大きな風景を、
 目にする機会が増えていきました。
 
 日本では、決してできない、
 でも楽しい、嬉しい、「ドライブ」でした。
 
 
 この段階に来て、
 裕子さんが、ふと、口にしました、
 
  「今日は、『時間をはずした日』なんだよねぇ」
 と。
 
 その日は、
 7月25日でした。
 
 少なくとも、僕にとっては、
 『偶然』にも、
 7月25日でした。
 
 7月26日に、新年を迎える、
 「マヤ暦」では、
 
 7月25日は、
 『時間をはずした日』と呼ばれ、
 
  「特定の月や曜日を持たず、カレンダーの日付がない日」であり、
 
  「昨日までの一年」にも、含まれず、
  「明日からの一年」にも、含まれない、
  「特別な、特異な、一日」で、
  かつ、
  「旧年」と「新年」を繋げる日であり、
  
  そして、
  明日からは、
  「時間の螺旋階段は、またひとつ次の高みへと上る」新年となります。

  
 それを知ったとき、
 僕たちの「行動」が、
 マヤ暦に、則している、シンクロしていると、感じました。
 
  前半と、後半とを、繋ぎ・結ぶための、
  前半から、後半へと、推移するための、
  前半にも、後半にも、属していない、「移動」の一日。
 
  「車での『1,000km』の移動」という、特異な、行為。
 
  「『人間』という生命体」にとっては、
  『非現実的』ともいえる環境を、通り抜ける、移動。
 
  終日、乖離・隔離された『密閉空間』の中にいて、
  その『非現実』空間を、滑るように、通り抜けていく、行為。
 
 それらが、
 マヤ暦の、『時間をはずした日』と、
 とてもリンクしている、シンクロしている印象を、受けました。
 
 そして、それゆえ、
 この後の、「後半」は、
 
 さらに言えば、
 その後続く日々は、
 
  「ひとつ次の高み」
 であるように、期待されました。

 
 そんな話が、
 裕子さんとの間で、一段落した頃、
 
 僕たちの、大移動も、
 無事に、一段落。
 
 その日の宿泊地まで、
 あと10kmほどの地点まで、届いていました。
 
 ここからが、
 この日一番の、お楽しみ。
 
 無事に、大移動ができた「ご褒美」が、
 待っていました。
 
 幹線道路から外れ、
 表面がでこぼこの、支線に入り、
 そこから、数キロ。
 
 山際から離れ、
 草原のど真ん中へ、入り込んで行きます。
 
 すぐに、
 ご褒美の目の前にある駐車場に、着きました。
 
 そこには、すでに、車が一台。
 続いて、僕らの数分後に、もう一台、
 車がやって来ました。
 
 淡い期待を持っていた、
  「僕ら家族での独占」
 という夢は、消え去りましたが、
 
 しかし、
 やはり、その「ご褒美」が、
 人気が高いという証拠。
 
 気持ちを、さらに高ぶらせ、
 着替えを済ませて、歩いて、現地へ。
 
 そこには、
 少々、現実離れしたような、
 「夢の空間」が、ありました。
 
 (手持ちに、適当な写真が無かったため、
  これは、無断借用した画像です)

 広々とした、草原。
 遠くに望む、山々。
 それだけでも、とても美しい風景なのに、
 その中に、ぽつんと置かれた、露天風呂。
 
 しかも、湯加減も、バッチリ! ^^
 高めのお湯と、冷たい水と、
 両方が、別々のパイプで引かれているので、
 中で、好みの温度に、調節が可能でした。
 
 文字通りに、「長旅」で疲れた身体を、
 お湯の中に浸しながら、
 この光景を見ていると、


 
 意識は、はじめ、
 全身で感じる、開放感と、心地よさに、
 濃く深く、入り込んで行きますが、
 
 やがて、
 やはり、『現実離れ』、という表現がピッタリの、
 淡く薄くなめらかな感覚の中を、漂います。
 
 改めて、今日が、
 『時間をはずした日』であることを、
 
 この露天風呂が、
 その、『時間をはずした日』の、
 締めくくりの、ご褒美であることに、
 納得がいきました。
 
 僕たちは、
 誰一人、そこから離れることができず、
 
 日が沈み行き、
 空が薄暗くなるまで、
 そこに、身を、沈めていました。



 
 離れがたい気持ちを、
 どうにか、コントロールし、
 ホテル向かいましたが、
 到着したときには、完全に、日が暮れていました。
 
 宿泊地、マンモスレイクは、
 冬場の、スキー・スノーボード客が中心の、
 リゾート地。
 
 ですが、
 標高2,400mということもあり、
 夏場も、避暑地として、賑わっているようでした。
 
 とはいえ、
 そこは、リゾート地。
 
 夜8時を過ぎて到着し、
 荷物を下ろして、街に出たときには、
 もう、開いている店は、
 ファストフード店を除いては、ほとんど、ありませんでした。
 
  「今日は、ホテルの隣の、マクドナルドか ... 」
 と、覚悟を決めつつ、
 
 しかし、車を出して、
 店を探してみました。
 
 なかなか、店を見つけられないまま、
 街の端まで、たどり着いてしまい、
 道を変えて、引き返したとき、
 
 一軒だけ、明るく、開店中の店を、
 発見しました
 (John's Pizza Works)。
 
 急ぎ、車を停め、店内に入ると、
 しかし、そこは、
 スポーツバーのような、店構え。
 
 大きなモニターが、幾所にもあり、
 それらには、違ったスポーツが、映し出されていました。
 
 客数も、かなり多く、
 客層も、かなり若めで、
 アルコール片手に、にぎやかに、騒がしく、
 「リゾート地」での「バケーション」を、
 楽しんでいるように、見受けられました。
 
 僕一人なら、
 むしろ、エンジョイできるかもしれない、雰囲気ですが、
 
 子連れの家族には、向かないかも、
 と、即座に、判断し、
 入ってきたドアに向かって、引き返そうとしたとき、
 
 とても雰囲気の良い、
 優しく、しっかりした感じの店員さんが、
 さっと、
 
  「いま、すぐ、そこのテーブルを、準備しますね」
 と、声をかけてくれました。
 
 その対応の、あまりの雰囲気の良さに、
  「とはいえ、他に店も無いんだし、まあいいか」
 という気分に、なりました。
 
 裕子さんと、こどもたちに確認したところ、
 みんなは、店の様子のことは、まったく気にしていませんでした。
 
 僕一人の、取り越し苦労のような、思考を消し去り、
 長い長い、本当に長かった一日を、
 ここでの夕食で、締めくくることにしました。
 
 そのような「流れ」から、
 食事の内容やクオリティーについては、
 まったく、期待していませんでしたが、
 とにかく、食事ができればいいやと、思っていましたが、

 いえいえ、どうして!
 
 頼んだピザは、
 日本で食べても、十二分に、美味しいと思えるもの、
 
 何度か、美味しいピザを口にした、
 アメリカの中でも、ベストの味でした。
 
 パスタについても、
 しっかりと、堪能できるクオリティーで、
 
 僕たちは、
 時の流れも止めて、
 一口一口に、埋没していました。


 

 さすがは、『時間をはずした日』!
 最後の最後にも、
 もう一つ、ご褒美を、用意してくれていました。










2016年8月20日土曜日

セドナ バーシング・ケイブへの行き方


2016アメリカ旅行 番外編 バーシング・ケイブへの行き方


 前稿のとおり、
 
 僕らは、
 最終的には、
 「バーシング・ケイブ(Birthing Cave)」に、たどり着けました。
 
 ですが、
 前稿のとおり、
 
  「バーシング・ケイブは、どこにあるのか?」
  「どうやって、バーシング・ケイブに行ったらいいのか?」
 
 に関して、
 確実で、詳細な情報を、得ることは、
 事前には、
 まったく、できませんでした。
 
 そこで、
 今後、「バーシング・ケイブ」に行ってみたい方の、
 ご参考になるように、
 
 ここに、
 「『バーシング・ケイブ』への行き方」を、記します。

 なお、
 このページの、地図や写真は、
 クリックすると、拡大表示されます。

 元の画像は、大きめのものを使用していますので、
 必要に応じて、拡大して、ご覧になってください。
 
 
 「バーシング・ケイブ」は、

 緯度 34.913416
 経度 -111.836195
 標高 1,495m

 おおよその場所としては、
 
 セドナの街の北西、
 「ボイントン・キャニオン(Boynton Canyon)」の、すぐ近くの、
 「メスカル山(Mescal Mountain)」 に、あります。


 
 
 つぎに、おおよそのルートです。
 
 セドナの街、ウエスト・セドナの街を過ぎ、
 
 「ドライ・クリーク・ロード(Dry Creek Road)」へ入って、北上、
 そのまま道なりに、「ボイントンパスロード(Boynton Pass Road)」を進み、
 
 T字路の交差点に突き当たったら、
 右折、
 「ロング・キャニオン・ロード(Long Canyon Road)」に入ります。
 
 「ロング・キャニオン・トレイル 入り口(Long Canyon Trail Head)」まで進んで、
 そこから、
 「ロング・キャニオン・トレイル(Long Canyon Trail)」に入り、
 トレイルを歩いて、北西に進みます。
 
 入り口から、20分ほど進んだところで、
 左に曲がり、西方向に進みます。
 
 そこから、さらに、15分ほど歩くと、到着です。
 
 
 つづいて、
 地図に、写真を交えて、
 ルートを、より詳細に、記します。


 
 セドナの街、ウエスト・セドナの街の中を、
 道路「89A」を通って、西に進むと、
 
 ウエスト・セドナの、西端に近いところに、
 「ドライ・クリーク・ロード(Dry Creek Road)」が、あります。
 
 右折して、「ドライ・クリーク・ロード」に入り、北上、
 道なりに、しばらく進みます。
 
 道なりに進んでいると、
 道路は、自然と、
 「ボイントンパスロード(Boynton Pass Road)」へと、変わりますが、
 そのまま、道なりをキープしてください。
 
 しばらくすると、その道が、
 T字路の交差点にぶつかります。
 
 そうしたら、そこを、右折して、
 「ロング・キャニオン・ロード(Long Canyon Road)」に入ります。


 
 「ロング・キャニオン・ロード」に入って、すぐ、
 1分たらずで、
 「メスカル・トレイル・入り口(Mescal Trailhead)」の、
 駐車場に着きます
 (上の、写真地図に、「駐車場」と書いてあるところです)。
 
 駐車場は、
 進行方向の右側、道路の東側にあります。
 そこに、駐車します。
 
 駐車場から、
 いま進んできた「ロング・キャニオン・ロード」を、
 そのまま、歩いて進むと、
 5分ほどで、左手に、
 「ロング・キャニオン・トレイル 入り口(Long Canyon Trail Head)」
 が見えます
 (上の、写真地図に、「トレイル入り口」と書いてあるところです)。
 
 そこを、左に入り、
 「ロング・キャニオン・トレイル(Long Canyon Trail)」を、歩いて進みます。
 
 この道は、平坦で、歩きやすく、
 道も分かりやすいと思います。


 ただ、
 念のため、道を外れず、トレイルを歩いてください。
 ガラガラヘビが、居る可能性があるようです。
 
 5分から10分ほどで、
 下の写真のように、左に曲がって進むようにとの、標識が出ます。
 上の、写真地図では、「①」と表示しているところです。
 指示どおり、左折してください。


 
 直進方向も、少し開けていて、若干の注意が必要ですが
 (前述のとおり、僕は、ここで、無意識に、直進しようとしてました)、
 
 ただ、写真のとおり、
 左折を指示する標識が出ていますし、
 直進を防ぐようかのに、倒れた木が置かれていますので、
 大丈夫だと思います。
 
 そうしたら、
 トレイルを、そのまま、5分ほど、道なりに進むと、
 下の写真のように、少し開けた場所に出ます。
 下の、新たな写真地図では、
 「②」と表示しているところです。



 
 ここは、
 開けていて、
 左側に、倒木が置かれていて、
 前方には、柵が見られ、
 その柵の横には、写真のとおりの、標識が立っています。


 
 ここで、トレイルを離れ、左折してください。
 おそらく、ここが、唯一・最大のポイントで、
 ここさえ間違えなければ、
 確実に、「バーシング・ケイブ」には、着けると思います。
 
 左折して、
 下の写真方向に、進んで行ってください。
 

 
 左折後、
 道なりに進んでいくと、
 その道すがら、正面上方に、
 徐々に徐々に、「バーシング・ケイブ」が見えてきます。
 そちらに向かって、進んでいってください。


 
 約10分ほどで、
 「バーシング・ケイブ」の下に、到着します。


 
 ここからは、
 「バーシング・ケイブ」に向かって、
 上にのぼっていってください。

 そこには、
 「バーシング・ケイブ」があります。






 みなさんが、
 そこで、
 素晴らしい、「『再生』の時」を過ごされることを、
 お祈りいたします。











2016年8月18日木曜日

2016アメリカ旅行8 セドナ3 バーシング・ケイブ


 今回の記事を書くために、
 改めて、
 裕子さんに、質問をし、
 調べ物もしました。
 
 その結果、
 義母・山口潤子の、「このごろ思うこと」に、
 知りたい情報が記されていることが、分かりました。
 
 津留さんが、
 (おそらく)2回目の、セドナ訪問をしたのが、
 1996年10月でした
 (「このごろ思うこと パート3」)。
 
 いまから、
 ちょうど、20年前に、なりますね。
 
 このとき、
 裕子さんは、同行して、
 初めて、セドナを訪れたそうです。
 
 このときのツアーでは、
 
 グランドキャニオン西方にある、
 「ハヴァス・フォール(Havasu Fall)」を訪れ、
 そして、ネイティヴ・アメリカンの「ハヴァスパイ族」の方々と交流したことが、
 
 裕子さんは、
 最も、印象的に、記憶として残っているのだそうですが、
 
 セドナに関して、
 一番、印象的で、
 一番、記憶に残っていて、
 
 そして、
 今回、セドナで、
 最も、再訪したいと、思っていた所は、
  「バーシング・ケイブBirthing Cave)」
 なのだそうです。
 
 リンク先をご覧いただくと、お分かりのように、
 多くの日本人の方々も、そこを訪れているようなので、
 ご存知の方も、多く、いらっしゃるのかもしれませんが、
 
 僕は、
  「セドナ = ボルテックス」
 という知識ぐらいしか、ありませんでしたので、
 
 今回の旅行の、
 詳細を決めていく段階で、
 裕子さんから聞くまで、知りませんでした。
 

 裕子さんが、記憶しているところ、
 
 および、
 裕子さんと一緒に、
 1996年に、セドナを訪れた方が、
 
 「創生会レポート 1996年12月号」
 (メッセージ集「在る」が記載されている号です)に、
 寄稿してくださっている情報によると
 
 (この文章は、「このごろ思うこと パート13」に載っています)、
 
 その場所は、
 
 津留さんたち一行を、ガイドしてくれた、
 ライアンという、ネイティヴ・アメリカンの血を引く方が、
 津留さんたちを、案内して、連れて行ってくれた場所です。
 
 横方向に窪んだ、
 口の開いた洞穴のような形状をしていて、
 
 しかも、見る位置・角度によっては、
 ハート型をしたように、見えます。
 
 そこは、
 ネイティヴ・アメリカンの方々にとっては、
  「『母なる地球』の『子宮』」
 に当たる場所なのだそうで、
 
 まさに、
  「ハート型の『子宮』」
 といった体です。
 
 そして、
 ネイティヴ・アメリカンの方々は、
 その地で、
  「『再誕生』の儀式」
 を執り行い、
 
  「与えられ・受け取った『枠』を手放し」
  「握った『ブロック』を手放し」
 新たな人生を、再スタートする、
 ということを、行ってきた場所なのだそうです。
 
 つまり、
 僕の親しんだ言葉でいえば、
  「『浄化』の儀式の場」
 といえます。
 
 また、
 ネイティヴ・アメリカンの方々にとっては、
  「地球の中心への入り口」
 でも、あるそうです。
 
 そしてまた、
 裕子さんの記憶では、
 
 とにかく、
 その場所からの眺めが、とても素晴らしかったそうです。
 
 それらの話を聞いたところで、
 僕も、
  「ぜひ、行きたい!」
 と、なりました。
 
 その場所には、津留さんも、行ったそうなので、
  「じゃあ、絶対、行こう!!」
 と、なりました ^^ 。
 
 そこで、 
 今回の、セドナ訪問では、
 
 「『バーシング・ケイブ』訪問」が、
 一番の、目玉イベントとなっていました。
 
 
 ところが。
 
 なにせ、20年前のことで、
 しかも、
 ガイドされて、くっついて行っただけで、行けた場所なので、
 
 裕子さんには、
 場所の見当が、まったく、つかない、とのことです。
 
 しかも、
 日本で調べてみたところ、
 
 日本語の情報を調べても、
 英語の情報を調べても、
 
 「おおよそ」の情報は、
 簡単に、数多く、手に入るのですが、
 
 肝心な、「詳細」「確実」な情報については、
 ビックリするくらいに、
 一切、入手できませんでした。
 
  「行き方を、詳細に記した情報は、必ず、あるはず」
 と、どこかで、感じ、探しているのですが、
 どうしても、たどり着き、知ることはできませんでした。
 
 こうなると、
 僕たちとしては、
 
  「行けるならば、行く必要があるならば、
   必ず、現地で、何らかの形で、
   情報が手に入り、
   結果、辿り着けるはず」
 と、
 信じ、願い、
 
 現地での展開に、委ねるしかありませんでした。
 
 
 ところが、ところが。
 
 現地に着いても、
 「バーシング・ケイブ」に関する情報は、
 いっさい、流れ込んできませんでした。
 
 その気配すら、ありませんでした。
 
 そこで、残念ながら、
 日本で手に入れることのできた情報をもとに、
 いわば、「ぶっつけ本番」で、
 行ってみるしかありませんでした。
 
 手に入れていた情報は、
 日本語のサイトからは、
 
  「『ボイントンキャニオンの駐車場(Boynton Canyon Trail Parking)』
   に、車を停め、
   そこから、
   『デッドマンズ・パス・トレイル(Deadman's Pass Trail)』という、
   トレッキング道を進んで行き、道を曲がったところに、ある」
 
 ということ、でした。
 
 また、
 英語のサイトを調べると、
 さまざまなところで、
 
  「『メスカル・トレイル(Mescal Trail)』を歩いてくと、ある」
 
 と、出てきました。
 
 それらから、
 どうやら、
 
  「『メスカル山(Mescal Mountain)』という山に、ある」
  
 ということは、
 間違いなさそうでした。
 
 そこで、
 
  まず、「ボイントンキャニオンの駐車場」に、車を停め、
  そこから、「デッドマンズ・パス・トレイル」を歩き、
  そして、そこから「メスカル・トレイル」に曲がり、
  そして、そのルート上の、メスカル山の中を、探す
  
 ということに、しました。
 
 これならば、
 得られていた情報、すべてが、満たされるので、
 おそらくこれで、大丈夫だろうと、
 楽観視している自分も、いました。
 
 20年前とはいえ、ガイドされていたとはいえ、
 裕子さんは、一度、行っていましたし、
 
 日本語の情報は、裕子さんが、入手していて、
 そして、
  「たぶん、大丈夫」
 と、言っていましたので、
 
  「どうにかなるのではないか」
 とも、思っていました。
 
 
 「エアポートメサ(Airport Mesa)」で、
 日の出を観た後、
 
 その足で、
 「バーシング・ケイブ」探索に、出かけました。
 
 街を通り抜け、
 その先にある、「ボイントンキャニオン」を目指しました。
 
 まだ、早朝で、暑くなく、陽も低い、
 絶好の、時間帯。
 こどもたちも、まだまだ元気です。
 
 僕たちは、意気揚々と、出かけました。
 
 
 事前に予想していたポイントやルートは、
 どれも、すぐ、簡単に、見つけられました。
 
 まず、
 「ボイントンキャニオンの駐車場」へは、
 地図を見ることなく、迷うことなく、
 簡単に、たどり着けました。
 
 しかも。
 
 この駐車場は、有料で、
 チケットを購入しなければならないのですが、
 
 そのとき、
 ラッキーなことが、起こりました。
 
 この駐車場は、
  「Red Rock Pass」
 と呼ばれるチケットを購入し、
 
 駐車中は、それを、
 車のフロントガラスの内側から、掲示していなくてはならない、
 という、システムを採っています。
 
 このチケットは、
 駐車場にある、自動券売機で、購入するのですが、
 現金では購入ができず、
 クレジットカードでしか、購入ができません。
 
 ところが、
 僕らの持っている、「日本発行のカード」は、
 受け付けてくれませんでした。
 
 ちなみに、これは、
 多くのガソリンスタンドの機械でも、そうでした。
 
 この、
 一見、困った状況に、遭遇したのですが、
 では、なぜ、
  「ラッキーなことが、起こ」った
 と、言うかというと、
 
 僕らが、チケットを購入しようとした時、
 目の前で、クレジットカードで、
 チケットを購入している男性が居たのです!
 
 ガソリンスタンドでのことがあったので、
 事前に、
  「もしかしたら、カードを、受け付けてくれないかも」
 と、思っていましたが、
 
 案の定、
 この機械も、受け付けてくれませんでした。
 
 普通なら、途方に暮れてしまう状況ですが、
 彼が居てくれたので、
 そこで、彼に事情を説明すると、
 快く、彼が、カードで支払いをしてくれて、
 
 僕らは、彼に、現金を支払うことによって、
 現金で、チケットを手に入れることができました。
 
 ラッキーですよね! ^^
 
 しかも、
 周りには、人は、誰もいません。
 
 車は、数台、停まっていはいるのですが、
 人影は、見当たりません。
 
 早朝だったこともあると思いますが、
 その後、その近辺では、
 結局、誰にも会いませんでした。
 
 そんな状況で、
 この展開。
 
 とてもラッキーで、
 これは、とてもよい流れだと、思いました。
 
 この分なら、
 「バーシング・ケイブ」も、
 見つけられると、思いました。 
 
 
 ちなみに、
 このチケットは、
 
 「カセドラクロック(Cathedral Rock)」の駐車場でも、
 「ベルロック(Bell Rock)」の駐車場でも、
 掲示を求められるのですが、
 
 「1日券」「1週間券」
 というように、
 「場所」単位ではなく、「期間」単位なので、
 
 たとえば、
 同日であれば、「1日券」1枚の購入で、
 それらの駐車場、すべてに、停められます。
 
 さらにちなみに、
 「エアポートメサ」の駐車場は、無料でした。
 
 
 直前に、そんな展開に遭遇し、
 ますます、期待は高まり、
 
 もう、すぐそこにあるはずと、
 足取りも軽やかに、進んでいきました。
 
 駐車場から、すぐに、
 「デッドマンズ・パス・トレイル」に入ります。


 
 10分も歩くと、
 「メスカル・トレイル」に曲がる標識が、見えました。
 
 裕子さんは、
 その標識を、「ネット上で見た」と、言います。
 
 ここで曲がって、
 「メスカル・トレイル」に入っていくことで良さそうだと、
 自信を深めるとともに、安心しました。
 
 もうそこには、メスカル山が、見えていました。
 
 もう、すっかり、
 「バーシング・ケイブ」にたどり着けるものだと、思い込んでいました。
 
 
 ところが ...
 
 進めど、進めど、
 「バーシング・ケイブ」らしきものが、見当たりません。

 当初、見当をつけたとおりに、進めていることは、
 間違いありませんでした。
 
 でも、
 進んでも、進んでも、
 「バーシング・ケイブ」には、たどり着けません。
 
 なんだかんだで、
 合計、1時間近くも、歩いたでしょうか。
 
 徐々に、陽は高くなり、気温も上がり、
 そして、同行していた、こどもたちの体力と気力は、
 顕著に、落ちてきていました。
 
 そのまま進むことは、できませんでした。
 
 実は、その途中、
 2組の、マウンテンバイクに乗った人々にすれ違い、
 
 彼らに、洞窟のようなものを見かけなかったか、
 尋ねたのですが、
 その答えは、2組とも、「No」でした。
 
 そうなると、
 もう、引き返さざるを、得ませんでした。
 
 頭の中に、大きな大きな、クエスチョンマークを立てたまま、
 意気揚々と、声をあげながら、やって来た道を、
 意気消沈、無言で、戻っていきました。
 
 
 車まで戻ったところで、
  メスカル山を、反対の南側から、
  メスカル・トレイルに沿って、行ってみれば、あるはず
 と、思い至りました。
 
 こどもたちは、もう、限界でしたが、
 幸い、時間は、まだ早かったので、
 すぐさまホテルに戻る必要は、ありませんでした。
 
 そこで、
 みんなで、車で、
 メスカル・トレイルの、反対側の入り口に行き、
 
 そこから、僕一人だけ、
 トレイルを反対側から進んで、
 もういちど、探してみることにしました。
 
 僕一人でしたので、
 早足で、ときにジョギングで、
 トレイルを進んでいきましたが、
 
 結局、こちら側から進んでみても、
 「バーシング・ケイブ」は、見当たりません。
 
 強行して、さらに進んでみても、
 やはり、それらしきものは、いっさい、目にできず、
 
 結局、
 さきほど、元の方向から進んでいた時の、到達地点にまで、
 届いてしまいました。
 
 そこで、立ちすくんでいると、
 先ほど、駐車場で、チケットを購入してくれた男性に、
 偶然、再会しました。
 
 彼は、向こうから、歩いてきました。
 
 そこで、彼に、
  「洞窟は、見かけなかった?」
 と聞くと、
 
  「いや、見なかったなぁ」
 との、返事。
 
 もう、間違いなく、
 見つけられませんでした。
 
 もう、どうにもできませんでした。
 
 諦めざるを、得ませんでした。

 
 道を引き返し、
 みんなのところまで戻る間に、
 
 僕個人としては、
 感情的にも、素直に、諦めがつきました。
 
 やれることは、全部やった、
 納得がありました。
 
 妻に、経過を報告し、
 そして、街に戻ることにしました。
 
 街では、
 買い物や、食事などを、楽しみました。
 
 津留さんも行ったという、
 クリスタルなどの石や、スピリチュアルグッズを売っている店にも、
 立ち寄りました(" Crystal Magic ")。
 
 そこでは、念のため、店員さんに、
  「バーシング・ケイブの場所は、分かりますか?」
 と、聞いてはみましたが、でも、
  「バーシング・ケイブ? 知らないなぁ」
 とのことです。
 
 もう、完全に、
 僕たちは、行くことができないのだと、さとらされました。
 
 そして、ホテルに戻りました。
 
 
 またまた、ところが ...
 
 すっかり、納得できたはずだった、気持ちが、
 しかし、いきなり、
 再び、蘇り、湧き上がってきました。
 
 往生際の悪いことに、
  「やっぱり、行きたい!」
 と、こころは、叫びました。
 
 それに、純粋に、
  「じゃあ、一体、どこだったんだ?」
 という、疑問も、
 湧き上がってきました。
 
 そこで、
 インターネットで、
 もう一度、調べてみることにしました。
 
 検索したところでは、
 検索結果として表示される内容は、
 日本で調べたものと、基本的には、変わりませんでした。
 
 新たに得られる情報は、
 ありませんでした。
 
 そこで、
  「じゃあ、どこだったんだ?」
 という気持ちから、
 地図を、ずっと、眺めていました。
 
 「メスカル山」にあることは、
 やはり、間違いないと、思いました。
 
 朝の捜索でも、
 「バーシング・ケイブ」は、見つけられませんでしたが、
 似たような雰囲気の場所は、数カ所、ありました。
 
 そんなことから、
 地図で、メスカル山を、ずっと、眺めていました。
 
 少しずつ、場所を移動させ、
 怪しいと思うところ、見た場所、見てない場所、などを、
 拡大させたり、縮小させたりしながら、見ていました。
 
 そのときです!
 
 地図が、
 突然、3D表示になりました。
 
 メスカル山が、突如、立体的になり、
 斜め横から見た姿が、現れ、
 
 そして、
 探している「凹凸(おうとつ)」、
 まさに、そのものが、
 目の前に、出現したのです!!
 
  「ここだ!」
 声に出して、叫んでいました。
 
 「間違いなく、ここだ!」という場所が、
 ついに、分かりました。



 
3D表示は、街中しか、できないものと思い込んでいたし、
 普段、3D表示をさせることは、していないので、
 そんなことをしようという発想が、そもそも、ありませんでした。
 
 地図を動かしているときに、
 偶然、そうなるように、スワイプしたようでした。
 
 いずれにせよ、
 ついに、僕らの前に、
 『確信』できる情報が、現れました。
 
 突如、
 そして、ようやく、
 求めいていた情報を得られ、
 
 そして、再度、
  「行けるかも」
 という気分になりました。
 
 その日の夕方、
 改めて、チャレンジしてみることにしました。
 
 
 地図で見つけた場所は、
 「メスカル山」で、間違いありませんでした。
 
 ただ、
 午前中、捜索した場所からすると、
 「山の裏側」になりました。
 
 「メスカル・トレイル」という、ルートへのこだわりが、
 間違っていました。
 
 僕が、英語で得た情報に、
 誤解・勘違いが、あったようでした。
 
 その場所は、
 その点以外については、
 やはり、整合していました。
 
 もう、大丈夫そうでした。
 
 今度のルートは、
 「メスカル・トレイル」ではなく、
 「ロングキャニオン・トレイル(Long Canyon Trail)」
 というルートを、進んでいきます。
 
 
 「ロングキャニオン・トレイル」の入り口には、
 駐車スペースが、ありません。
 
 そこで、
 2度目に、南側から、「メスカル・トレイル」を進んだとき、
 車を停めて、裕子さんやこどもたちが待っていてくれた場所、
 「メスカル・トレイル」の入り口に、駐車します。
 
 そこから、
 「ロングキャニオン・トレイル」入り口まで行き、
 
 そして、
 「ロングキャニオン・トレイル」を、南側から、北へ、
 進んでいきます。
 
 「メスカル・トレイル」は、
 若干の、起伏がありましたが、
 
 このルートは、ほぼ、平坦で、
 しかも、一本道。
 とても歩きやすいです。
 
 入り口から、10分弱ほど進むと、
 看板の矢印表記があって、左方向に曲がるところがあります。
 
 直進方法が開けているのですが、
 そちら方向には進めないように、倒木が置いてあることと、
 なにより、左折指示の標識が立っているので、
 
 おそらく、
 ほとんどの人が、迷うことなく、左に曲がるでしょう。
 
 ところが、
 なぜか、僕だけが、
 いえ、僕の「身体だけ」が、

 前方が、開けていたからなのか、
 直進しようとしてしまい、
 
 「はっ」となって、
 立ち止まりました。
 
 そのとき、
 進行方向から、
 一人の男性が、犬を連れて、やってきました、

 まるで、僕を、直進させないために、現れたかのように ...
 
 考える間もなく、
  「このトレイルを進むには、そちら方向ですね?」
 と、聞いていました。
 
 男性は、
  「その通りだよ」
 と、答えてくれたのに続き、
 
 親切にも、
 アドバイスをしてくれました。
 
  「でも、そのまま進むのは、よした方がいいよ。
   日が暮れちゃうからね。」
   
  「それよりも、途中で、曲がってごらん。
   その山の、頂上まで行けるよ。
   そこからの眺めは、いいよ。」
 
  「あと、その、頂上へ行ける道は、
   途中に、『洞窟があるよ』。
   『そこも素敵だから、行ってみるといいよ。』」
 
 「!!」
 
 朝は、こちらから尋ねても、
 誰も、洞窟のことを、知らなかったのに、
 
 今回は、
 こちらが尋ねもせずに、
 洞窟(バーシング・ケイブ)に関する情報が、
 やって来ました!
 
 もう、間違いないでしょう。
 彼の話を聞き、少し、身震いがしました。
 
 彼に、
 その、曲がるポイントのことを尋ねると、
 
  「とくに、看板など無いけれど、
   急に、道幅が広くなって、
   進行方向左側に、倒れた木が、横たわっているから、
   すぐに、分かるよ」
  「ここから、5分ほどだよ」
 
 との、ことでした。
 
 安心して、
 彼に、謝辞を述べ、別れを告げ、
 逸(はや)る気持ちを抑えつつ、先に進みました。
 
 確かに、5分ほどすると、
 彼が言っていたと思われる場所に、たどり着きました。


 
 道幅が広くなり、
 左側に、倒れた木があります。
 
 ところが、
 そこには、はっきりと、看板が立っています。
 
 しかも、なにより、
 柵があることが、その場所で、一番目立つ特徴でした。
 
 でも、
 彼は、柵について、何も言っていませんでした。
 
 少し、悩みました。
 本当に、ここなのだろうか?
 
 でも、そこで曲がり、
 その先へ進むことにしました。
 
 その先が、明るく感じられ、
 さらにその奥に目をやると、
 「バーシング・ケイブ」があるべき方向であると、
 感じられたからです。


 
 3D地図を、目を凝らして、よく眺めた感覚から、
 この方向で合っていると、感じられました。
 
 進むにつれ、
 徐々に、確信が深まってきました。
 
 前方上方に、
 「バーシング・ケイブ」と思われるものが、
 徐々に、徐々に大きく、見えてきたからです。
 
 曲がってから、10分ほど進んだでしょうか。
 
 ついに、
  「もう、間違いない」
 と、思えるところに、到着しました。
 
 「バーシング・ケイブ」の真下に、たどり着きました。
 

 
 そこからは、
 最後、少し、急な上り坂になります。
 
 でも、
 距離にすれば、30mほど、
 すぐに、「バーシング・ケイブ」に着きました。
 

 
 本当に、不思議な感じのする、空間でした。
 
 誰かが、意図的に、削って作ったと、
 思えるほど、
 
 見事な球体で、極めて丸く、
 とても滑らかで、
 赤く、
 すごく「子宮」的で、「女性」的で、
 
 また、
 真ん中には、
 ちょうど、人が一人が座れるほどの、くぼみがあり、

 そして、
 そこから、外側に目を向けると、
 とても素晴らしく美しい、
 セドナらしい光景が、広がっていました。
 

 
 その場所は、
 「あえて言えば」になる部分もあるのですが、
 
 「時間の流れが違う」というか、
 「時間が止まった感じ」というか、
 
 囲まれた空間の中で、
 少し、特異な空間には、感じられました。
 
 「母なる大地の胎内にいる」とか、
 「子宮の中にいる」とか、
 というような感覚は、あまりなく、よく分かりませんでしたが、
 
 「自分が、特別な場所にいる」という感覚は、
 ありました。
 
 それは、おそらく、
 多分に、
 迷い、苦労してたどり着いたから、
 ということも、あるでしょう。
 
 いずれにせよ、ようやく、
 僕たちは、その場所に、やって来ました。
 
 ついに、そこに、たどり着くことが、できました。
 
 まず、その満足感で、いっぱいになりました。
 
 
 気持ちが落ちついてから、
 一人ずつ、順番に、
 その窪みに上り、座ることにしました。
 
 まず、裕子さん。
 
 足下が、とても滑りやすく、
 側面が、垂直になるところに、窪みがあり、
 僕が後ろから、抱え、押し上げる感じにはなりましたが、
 どうにか、上れました。
 
 横から見ていると、
 何かを祈り、念じているようでした。
 
 つづいて、僕。
 
 僕は、
 まず、
  「この場所に、来させていただけたこと」
 に、感謝をし、
 
 続けて、
  「自分自身の、手放すべきものを、しっかりと、手放せるように」
  「自分自身が、再誕生できるように」
  「地球さんの再誕生を、お手伝いできる自分になれますように」
 と、祈念しました。


 
 こどもたちは、
 結局、危なくて、上れませんでした。
 
 その後、
 ケイブの入り口に、みなで座り、
 
 身体を休めるとともに、
 その、特異な空間で、特異な時間を過ごしているという、
 この、特異な体験を、
 しっかりと、味わいました。
 
 
 実際に、「バーシング・ケイブ」を訪れて、
 気になったこと、気がついたことが、
 二つ、ありました。
 
 まず、一つは、
 先の、僕たちが座った窪みですが、
 
 その中には、亀裂があり、
 そこには、
 小さなネズミが、一匹、潜んでいました。


 
 裕子さんの手助けをしている間中、
 僕は、至近距離で、目が合っていました。
 
 僕が、窪みに座っている間も、
 ずっと、
 その存在を、感じていました。
 
 「だから、何?」
 かは、
 いまの僕には、ノーアイデアですが、
 
 なにかを、とても象徴的に表している気がして、
 ここに、書き留めました。
 
 
 もう一つ。
 
 みなで、ケイブの入り口に座っているときに、
 気がついたのですが、
 
 写真でご覧いただけるように、
 そのケイブの表面は、「赤い岩」です。
 
 ですが、
 所々に、その赤い岩の表面が、はげ落ちているところがあり、
 
 そこを注視すると、
 その、下の層は、
 「クリスタル」でした。


 
 そこから、推察するところ、
 このケイブは、
 
 最表層こそ、赤い岩で出来ていますが、
 でも、その、よりベースの部分は、
 クリスタルで出来ているのではないか、
 と、思います。
 
  「バーシング・ケイブ」
 は、
  「『クリスタル』の『子宮』」
 なのだと、思います。
 
 ネイティヴ・アメリカンの方々が、儀式に使われた、
 やはり、とても特別な場所なのだと、思いました。
 
 
 帰り道は、
 完全な、夕方でした。
 
 夕焼け空を仰ぎ見ながら、
 心地よい疲労感とともに、
 家族みな、ハイテンションで、
 車へと、歩いていきました、
 身体全身で、満足感を味わいながら ...





 さて、後日談です。

 僕らが、調べても調べても、見つけられなかった、
 「バーシング・ケイブ」までの、行き方を示した情報ですが、

 先ほど、今回のこの記事を書くために、調べていたときに、
 この ように、親切で具体的なサイトがあることを、見つけました。
 
 行く前には、あれだけ探しても、たどり着けなかったのに、
 今になって、こんなに簡単に、すぐ、見つけられるなんて!!

 僕たちは、
 よほど、苦労して、迷いながら、
 たどり着く必要が、あったのでしょうか?

 裕子さんと二人で、笑ってしまいました ^^ 。


 そんな落ちまで、
 帰国後に、待っていましたが、
 
 次稿では、
  「バーシング・ケイブ」への行き方」
 を、まとめたいと思います。










2016年8月17日水曜日

2016アメリカ旅行7 セドナ2 街・店


 セドナについては、
 津留さんも、何度か訪れた場所ですし、
 
 この文章を目にしてくださっている、
 「スピリチュアル」好きな方の中にも、
 ご興味がおありな方が、多いのではないかと思います。
 
 たった2日間の滞在で、
 たいしたことは、分かりませんが、
 
 その中で、
 知ったこと、気づいたことを、
 書き留めておきます。
 
 
 まず、
 前回の記事で、記したとおり、
 
 セドナは、まるで、
  「テーマパーク」
 でした。
 
 人口1万人ほどの、小さな町(村)でありながら、
 年間観光客数が400万人といわれる場所なので、
 
 完全に、「観光地」として、
 しっかりと機能しており、
 
 それゆえに、よけい、
 「テーマパーク」のように、感じられたのでしょう。
 
 すべてが、こじんまりとしていて、
 すべてが、整っていて、
 すべてが、すっきり清潔で、
 すべてが、安らかな感じです。
 
 時間帯などを気にすることなく、
 安心して、楽しく、気軽に、
 行動することができました。
 
 
  「ザ・ワイ(The Y)」
 と呼ばれる三叉路が、
 街の中心地点で、
 
 そこから、北東方向、
 フラッグスタッフ方面が、
  「アップタウン(Uptown)」
 と呼ばれる地区、
 
 南方向、フェニックス方面が、
  「ビロウ・ザ・ワイ(Below The Y)」
 と呼ばれる地区、
 
 そして、
 西方向が、
 もっとも、店などが多く、
  「ウェストセドナ(West Sedona)」
 と呼ばれる地区になります。
 
 「街」として、
 店があるのは、
 各方向に、車で、
 せいぜい、5分ほど。
 
 一番長い、西方向でも、
 車で、10分ほどで、
 街外れに、出てしまいます。
 
 
 また、
 「4大ボルテックス」と呼ばれるポイントも、
 「ザ・ワイ」から、車で、
 
 カセドラルロック(Cathedral Rock)、ベルロック(Bell Rock)が、
 南方向に、
 それぞれ、15分から20分ほど、
 
 街中にある、エアポートメサ(Airport Mesa)は、
 西方向に、
 5分ほど、
 
 もっとも遠い、ボイントンキャニオン(Boynton Canyon)でも、
 西方向(北西方向)に、
 20分強、
 
 だったと、記憶しています。
 
 どこを訪れるにも、
 車で、サッと、行くことができました。
 
 実際、僕たちは、
 この4カ所を、同日に、巡りました。
 
 カセドラルロックでは、トレッキングもしましたが、
 それでも、4カ所すべて回るのに、
 計半日程度の時間しか、かかりませんでした。
 
 
 年間400万人が訪れる「観光地」として、
 ホテル・宿泊施設の選択肢は、豊富で、

 インターネットやガイドブックで見る限りでは、
 どこも、一定以上のクオリティーを有しているようです。
 
 僕たちが宿泊したホテルも、
 内装の改装が済んだ後とのことで、
 しっかりと、きれいで、清潔で、
 とても好感の持てる、良いホテルでした。
 
 競争があるからなのか、
 スタッフのみなさんの対応も、しっかりとしていて、
 かつ、適度なフレンドリーさも、持ち合わせていて、
 とても好感が持てました。
 
 
 また、
 「観光地」「テーマパーク」として、
 しっかりと機能している印象は、
 
 レストランのクオリティーから、
 得ることになった部分も、大きそうです。
 
 選択肢が豊富にあり、
 高い評判を得ている店も、いくつかあるようでしたし、
 
 僕たちが、実際に行ったところは、
 
 一軒は、
 日曜日の夜9時過ぎという条件で、
 営業している店舗が、とても限られている中、
 
 「そこそこ」の味・価格・雰囲気の店で、
 僕たちは、みなが、一様に、満足しました
 ( " Thai Palace Uptown " )。
 
 もう一軒は、
 泊まったホテルのレストランだったのですが、
 
 30分以上の入店待ちという、
 地元の人々にも、観光客にも人気の、
 メキシカンのお店で
 ( " Elote Cafe " )、
 
 結局、ここが、
 今回の、アメリカ滞在中、
 もっとも美味しい料理を、提供してくれました。

 Enchilada や、Seafood Tacos 、Guacamole なども、
 充分に、とても美味しかったし、



 なにより、
 "Sea Bass Asado" という、スズキのグリル料理が、
 今回のアメリカでの、ベスト・ディッシュでした
 (ライムのアイオリソースが、絶品でした)。

 地元セドナのビール、Oak Creek Brewing の Amber Ale とともに、
 ペロッと、平らげてしまいました。



 そのお店の、ネット上での評価は、
 それほど、目立つようなものではなかったので、
 
 そこから推察するに、
 他のお店も、かなりしっかりとした内容なのでしょう。
 
 
 また、
 そんな、小さな「村」ながら、
 
 確認しただけで、
 3軒もの、スーパーマーケットがありました。
 
 しかも、
 そのうちの、2軒は、
 ナチュラル系の、スーパーです!
 
 「ホールフーズ( Whole Foods)」セドナ店は、
 基本的には、すべてが、オーガニックでありながら、
 面積も大きく、品揃えもしっかりと豊富で、
 デリ(Deli)も、豊富なメニューで、美味しく、
  「こんな店、家の近くに欲しい!」
 と思うような、すばらしいお店でした。


 
 
 今回宿泊したホテルには、
 屋外プールが、ついていました。
 
 これが、とても清潔で、きれいなプールで、
 昼間、ここで泳いだことが、
 こどもたちにとっては、最良の思い出の一つになっています。


 
 建物が、すべて低層なので、
 空が広く、
 また、レッドロックも、いくつか、見られます。
 
 そして、気温は、
 プールサイドの温度計が示すところによれば、
 華氏110℃。
 
 摂氏でいえば、
 なんと、43℃! なのですが、
 
 しかし、湿度が低いおかげで、
 それほどには、厳しい暑さとは感じられず、
 
 そんな環境で、
 身体全体を、水の中に浸していると、
 
 意識全体で、「水」を、存分に、味わうことができ、
 極めて快適で、とても心地の良い体験ができました。
 
 
 セドナは、
 空も、とても広く、きれいでした。

 昼間、
 快晴の空は、しっかり澄んでいて、深く、

 雲が現れると、
 その形状は、また、日本とは、ひと味違ったものが多く、
 僕から見ると、とても個性的でした。

 夕立・急な雨も多く、
 そんなときには、
 とてもくっきりとした、太く激しい稲光が、多数、見られました。

 そんな後の、夕焼けは、
 文字通り、金色に、輝いていました。



 夜空には、
 当然のごとく、
 星々が、溢れていました。

 日本でも、「天の川」を目にする機会そのものは、
 ありますが、

 ここで、目にすることのできた、
 天の川は、
 濃く、しっかりとした『流れ』を映していて、

 ニュージーランドで親しんでいたものに、すこし近い、
 はっきりとした、帯でした。


 情報の羅列で、
 なにか、ご参考になることがあったかどうか、
 定かではありませんが、
 
 セドナは、
 広い範囲の方々に、お薦めできる、
 安心の観光地だと、感じました。
 
 自由になる足(車・レンタカー)は、
 必須だと思いますが、
 
 それさえあれば、

 「スピリチュアルな」「聖地」という、
 そもそも、惹かれるであろう人が、限定される土地でありながら、

 『どなたでも』、
 とても快適で、とてもすてきなバケーションを、
 気軽に、過ごせること、請け合いの観光地だ、
 と、思いました。









2016年8月16日火曜日

2016アメリカ旅行6 セドナ1 ボルテックス


 グランドキャニオンで、日暮れを迎えると、
 時計の針は、
 すでに、21時近くに、なっていました。
 
 サマータイムを導入している、
 カリフォルニア州・アリゾナ州では、
 
 滞在期間中、
 日が暮れるまでの、目一杯の活動で、
 およそ、20時半か21時くらいまで、
 動くことができました。
 
 短期滞在の、旅行者にとっては、
 活動時間が長く取れて、
 とても便利なシステムのように、感じられました。
 
 
 さて、
 
 雨に濡れた身体と服を乾かし、
 夕食を済ませてから、
 グランドキャニオンを発つと、
 
 時計は、すでに、
 22時を超えていました。
 
 そこから、約2時間のドライブで、
 ようやく、
 その日の宿泊地、
 セドナのホテルに、着いたときには、
 
 日付が変わって、
 もう、数分が経過していました。
 
 
 翌朝。
 
 チラチラと、こぼれる陽ざしの、
 眩しさに、目を覚ましました。
 
 カーテンを全開にすると、
 そこには、
 
 長年、焦がれ、憧れてきた、
  「セドナそのもの!」
 という光景が、広がっていました。
 
 前夜、暗闇の中を、たどり着いた、
 僕にっては、
 まさしく、初めて目にする、『セドナ』でした。
 
 
 セドナは、
 僕にとっての、印象では、
 
 一言でいうと、
  「天然の、テーマパーク」
 という、感じでした。
 
 とても美しい風景を目にしたときに、
  「うわぁ、まるで『写真』みたいに、きれい!」
 と、表現する人がいるように、
 
 まるっきり、本末転倒な印象に、
 自ら、笑ってしまったのですが ^^; 、
 
 でも、
 セドナは、まるで、
  「テーマパーク『セドナ』」
 とでもいうような、
 場所でした。
 
 どこにいても、
 どの方角を見ても、
 
 もう、まさしく、
  「セドナ!」
 という光景が、
 常に、広がっていました。
 
 「エネルギー音痴」な、僕などは、
 情報がなければ、
 
 どれが、ボルテックスで、
 どこに行ったらいいのか、
 どれを見たらいいのか、
 まったく、分からない感じでした。
 
 でも、
 逆に言えば、それだけ、
 
 どこに行っても、
 どれを見ても、
 どちらを見ても、
 すべて、
 
 美しく、荘厳な、
 「レッドロック」と呼ばれる、
 巨大な奇岩たちが、鎮座ましましていて、
 
 常に、
  「セドナらしさ」
 というものを、
 体感できました。
 
 いつでも、
  「自分が、いま、セドナに居るんだ」
 ということを、
 実感できました。
 
 そして、
 全体が、さほど広くなく、
 こじんまりとして、
 
 全体を、
 比較的短時間で、
 見て回り、
 感じて回ることができる点も、
 
 また、
 街も、とても小さく、
 
 規制によって、
 すべての建物が、
 低層で、ナチュラルカラーをしている点も、
 
 人々によって、
 建物も、道も、街全体が、
 とても綺麗に保たれていて、
 
 治安も、
 とても良いように感じられる点も、
 
 より、「テーマパーク」っぽさを、
 感じさせてくれました。
 
 繰り返しますが、
 そのような理由から、
 
 セドナに居る間は、
 ずっと、
 『セドナ』を感じることができました。
 
 滞在時間や、
 活動内容の割に、
 とても、満足感を感じやすい、
 
  「洗練された、観光地」
 という印象を、受けました。
 
  「とても手入れの行き届いた、
   安心安全の、『パワースポット』」
 という感じを、受けました。
 
 旅行に不慣れだったり、
 「ハードなものは、ちょっと ... 」という方でも、
 比較的、行きやすいのではないか、
 と、思いました。



 
 
 さて、
 セドナでは、
 
 まずはじめに、
 「レッドロック・クロッシング(Red Rock Crossing)」に、向かいました。
 
 「オーククリーク(Oak Creek)」という、
 セドナを縦断する小川沿いは、
 
 いわゆる「セドナ」のイメージと違い、
 樹々が茂り、
 オアシスの雰囲気が、漂います。
 
 その中でも、
 「クレセント・ムーン(Crescent Moon)」という公園は、
 地元の人々も集う、
 よく整備された、整った清潔な公園で、
 
 その日も、
 多くの家族連れや、カップルたちで、
 賑わっていました。
 
 その駐車場に車を停め、
 その横に流れる、「オーククリーク」に、足を浸すと、
 
 上流、真正面に、
 「カセドラルロック(Cathedral Rock)」が、拝めます。
 
 赤く、力強い大地の上で、
 強く乾燥した空気に覆われ、
 しかし、
 緑の濃い一帯で、
 足を、水の流れに浸すと、
 
 両極を、同時に感じ、
 陰陽を、一体にするように感じられ、
 
 その体感の中、
 「カセドラルロック」を眺めることができる、
 このポイントでは、
 
 セドナの中にあっては、
 少し、特異な体験を味わえました。


 
 
 つづいて、
 いわゆる、
  「4大ボルテックス」
 を、訪れました。

 
 朝、
 まだ暗いうちに、ホテルを出て、
 
 「エアポート・メサ(Airport Mesa)」の頂上で、
 太陽が現れる様子を、眺め、感じていました。
 
 澄み、乾いた、空気の中を、
 登りたての、朝日の光の矢が、
 まっすぐに、向かって来ていました。
 

 
 また、
 エアポートメサの頂上部分は、
 見事に、4つに、割れていました。



 僕、個人が、
 その2極に足を置き、
 両極をまたぎ、越え、統べるとともに、


 家族四人が、
 それぞれの「片」の上に腰を下ろし、
 みなで、4極を統べるよう意図して、
 手をつなぎ、意識を合わせました。


 続いて、
 早朝のうちに、
 「ボイントン・キャニオン(Boynton Canyon)」を訪れ、
 
 巨大で、荒く、強く、
 でも、優しさも併せ持った感じの、波を、
 全身に、浴びてきました。
 

 
 「ベルロック(Bell Rock)」には、
 昼の、一番気温の高い時間帯に、
 訪ねてきました。
 
 ギラギラとした、太陽から、
 射し降りる、陽ざしの、
 キリッとした、鋭さと、
 
 赤々しい、岩から、
 照り返し、上る、熱線の、
 ゆらゆらとした、妖しさとに、
 
 絶え間なく、
 責め立てられ続け、
 
 「アメリカの大地」「アリゾナ」を、
 たっぷりと、味わいながら、
 裾野を、ゆっくりと、歩いてきました。
 

 
 「カセドラルロック(Cathedral Rock)」では、
 息子と二人で、
 「岩登り」を、満喫しました。
 
 「レッドロック・クロッシング」では、
 裏側から眺めた、「カセドラルロック」を、
 今度は、
 表側からアプローチし、登っていきます。
 
 手を使い、岩肌をつたいながら、
 というような、
 急峻な箇所は、ほんのわずかで、
 
 こどもでも、楽しみながら登れるような、
 穏やかなルートで、
 「カセドラルロック」の中腹まで、
 上がっていけます。
 
 一足ごとに、視点が上がり、
 一歩ごとに、視界が広がる、
 その、景色の変化の面白さも、味わいながら、


 一足ごとに、徐々に、
 大きく迫る、
 「カセドラルロック」は、
 
 遠方から眺めると、
 ピカイチの、存在感を放っていて、
 どっしりと、圧倒的な雰囲気を、感じるのですが、
 
 懐に入って、中腹から、間近に、望んでみると、
 一転、
 とても柔らかく、滑らかで、
 優しく、女性的な印象を受けました。
 

 
 いま、日本に戻り、
 そのときの様子を、印象を、
 あえて、文字にすると、
 
 それぞれのボルテックスには、
 それぞれ違った、印象・感覚があったと、
 表現することになるのですが、
 
 でも、
 現地で、そのとき、感じていた記憶では、
 
  「どのボルテックルは、どうで ... 」
  「どの場所は、こんなで ... 」
 というようなことは、
 
 僕は、
 一切、感じませんでした。
 
 そして、
 先の描写のように、
 
 僕にとって、
 「セドナ」は、
 
  「テーマパーク『セドナ』」
 であり、
 
 「テーマパーク」の中は、
 どこも、一様に、
 
 とても清潔で、
 とても安らいでいて、
 とても穏やかでした。
 
 
  「パワースポット」
  「聖地」
 という、
 
 セドナにとっての
 「枕詞」から、
 事前に想像していたイメージでは、
 
 もう少し、荒々しかったり、
 もう少し、パワー溢れていたり、
 エネルギーに満ちた、力強いような、
 場所なのかと思っていましたが、
 
 僕の実際の印象では、
 とてもすっきりとして、
 とても穏やかで、
 とても清々しく、爽やかな場所でした。