2013年10月14日月曜日

マイナスは雪だるまのように拡がっていく

(「 蚊とか蜂とか 」の続きです)

 で、本当は、そういうエネルギーの集大成として、
 自分が人を、こころの中で攻撃して。

 え、1日10回攻撃する。
 1年経ったら、3,650回攻撃することになるわけですね。

 で、当然それは、自分に返って来るわけですね。
 「与えるものは、受け取るもの」として。

 で、ど~っと攻撃されると、
 攻撃された人そのものを、こう、非難しますよね。

 だから、ここが大切なところなんですけれども、
 -略-
 え、みなさん、自我の日常の働きっていうものを
 知ってほしいんですけれども、
 まず、日常生活で、自我が考え始める瞬間っていうのは、
 こころに痛みを感じた時なんです。

 こころに痛みを感じた時に、すぐ、自我が考え始めます。
 何を考えるか?
 痛いんだから、理由を考えるんですね。

 で、今日、これだけ、ぜひ、持って帰ってほしいんです。

 痛みを感じた時に、「どうしてだろうか?」って理由を考える。
 これを、もう、止めようと思ってほしいんですよね。

 どうしてかっていうと、
 理由を考えると、すぐに犯人探しを、原因探しを始めます。

 原因探しを始めて、
 「ああ、自分が悪かった」と思ったら、自分をとがめます。
 え、それが、ある病原菌だったら、病原菌をうらみますね。
 ガンのウィルスをうらんだりします。

 何であれ自分ですから、
 原因を見つけると、それをとがめて、
 とがめると、そのとがめは自分に返って来るわけですね。

 そこで、まず、痛みが来ると、頭で原因を探して、
 原因探しで原因が見つかると、それをとがめるんです。
 とがめると、とがめ返される。
 そこで、痛みが倍加されるわけですね。
 もともと痛いものが、倍加されます。

 こうして、マイナスは雪だるまのように拡がっていくんです。
 これが、みんさん、普段体験していることなんです。

 もともと根っこにあるのは、実にささいなことです。
 チクッと痛んだ時に、バンッと攻撃してしまう。
 攻撃すると、攻撃が返って来て、
 その痛みが倍になっていく。
 倍になるから、また攻撃する。
 また攻撃される。
 で、雪だるまのように、進んでいきます。


津留晃一 講演会CD『 「新創世記」大阪編 』 より