2014年5月12日月曜日

彼がしているのか、宇宙がしているのか

過去記事「全体性の回復」の最後の部分に書いたことですが、
改めて書いてみたいと思います。


ここに、怒りっぽい性格で、いつも機嫌が悪い彼氏がいるとします。
そして、今、いつものように、怒っているとします。
そしてあなたは、そのことにストレスを感じているとします。

もちろん、それは、
ご主人でも、奥さんでも、お父さんでも、お母さんでも、
あなたがイメージしやすい人で、結構です。


さて、ここで質問です。

今、怒っているのは
 『誰』
なんでしょうか?


質問を少し変えます。

今、怒っているのは
 彼でしょうか?

あるいは、
 宇宙でしょうか?
 
 
もう一度、質問を変えます。

今、あなたにストレスを感じさせているのは、
 彼でしょうか?
 宇宙でしょうか?

今、あなたにストレスを感じさせるような行動をとっているのは、
 彼でしょうか?
 宇宙でしょうか?

あなたにストレスを感じさせる行為は、
 彼がしているのでしょうか?
 宇宙がしているのでしょうか?


 「『彼』がしている」
と捉えると、思うと、
どうしても、
 『彼』
に意識が行ってしまいます。

『彼』という『人間』が、『他人』が、
『外の世界』に居て、
その『彼』が「している」んだと思うと、
どうしても、
その『彼』に『原因』があると思ってしまいがちです。
感じてしまいがちです。

そして、
 「どうして『彼』はいつも怒るんだろうか?」
とか、
 「なんで『あいつ』はいつもああなんだろう!」
とか、あるいは、
 「怒らなくさせるためには、どうしたらいいのだろうか?」
とか、

どうしても、意識が『外』へ『外』へ、
『外の世界』へ、『現象世界』へ、と、
向かって行ってしまいがちです。

そして、『外なる世界』を、『現象世界』を、
あるいは『鏡の世界』を、『結果の世界』を、
どうにか変えようと、意識が行ってしまいがちです。


一方、そのときに、
 「これは『宇宙』がしているのだ」
と捉えると、捉えられると、

 「では、『宇宙』は何でこんなことをしているのか?」
 「『神』は何をしたくてこんなことをしているのだろうか?」
 「『ハイヤーセルフ』は、私に何を気づかせたくて、このような現象を起こしているのだろうか?」
と、
意識を『外側』に向ける動きが、動き出さずにすみます。

そして、自然と、
 「私の中にどんな『想い』があるから、こんな現象が現れているのだろうか?」
と、
意識を『内』へ『内』へと、
『内側』へと、『心象世界』へと、『原因の世界』へと、
向けて行くことが出来るようになり、

さらに、
 「じゃぁ、自分の中の『何』を浄化したらいいのだろうか?」
 「どの『エネルギーブロック』を浄化したらいいのだろうか?」
 「どの『想い』を手放せばいいのだろうか?」
と、
自然、自然と、
自分の『内側』を変えることに、
『浄化』に、
意識が向かうようになります。


実際のところ、しているのが
 『彼』なのか、『宇宙』なのか
は、
同じことなんですね。

彼の指が動いているのを見て、
 『彼の指』が動いている
と思うか、
 「『彼が動かしている』指」が動いている
と思うかの違いでしかありませんから。

『全体性』が理解できてくるにつれて、
『全体性』が回復してくるにつれて、
自然と、そのことが分かるようになってきます。
感じられるようになってきます。

そして、そうすると、
自然と、『内側』に意識が向くようになり、
そして、『浄化』に意識が向くようになってきます。
『浄化』が進むようになってきます。

そうすると、
さらに『全体性』が回復してきて、
そして、自然と、また『浄化』をして ...

そんな循環が始まっていきます。
そんなサイクルに入っていきます。


僕はまだ、そのサイクルの端っこに、つま先を入れた程度ですが、
でも、それは、確かに、起こってきます。

これから浄化を進めて行こうと思ってらっしゃる方には、
ぜひ、知っておいていただきたいです。
浄化を進めていく際の、重要なポイントの一つだと思います。

可能であれば、ぜひ、このような見方を、認識を、
習慣づけてみてください。


なにか、自分にストレスが湧いてきた時 ...

それをしているのは、『誰』なんだろうか?
 『彼』なのだろうか?
 あるいは、『宇宙』なのだろうか?