2013年10月4日金曜日

強い北風に

普段、ジョギングや散歩に使う道は、南北に一直線の道です。
いつも、行きは北に、帰りは南に進むので、
北風が強いときには、往路はずっと向かい風、復路はずっと追い風になります。

今朝のジョギングは、まさにそんな状況でした。

あまりに強い北風に、行きは、
「どれだけ前傾しても倒れないか」と、
「一歩がどれだけ風に押し返されて短くなるか」を、
ただ、自然と、楽しんでいました。

帰り道は、普段よりも上に跳ねるようにして、
「どれだけ前に押し流されるか」を楽しみました。

今朝、僕は、自然と、往路も復路も楽しんだのですが、
考えてみれば、これ、「ポジティヴ・シンキング」と同じですね。

津留さんが言っていたように、
どんな物事にも、プラス面とマイナス面を見つけ出すことができます。
そして、解釈によって、常にプラス面を見出すことが、
ポジティヴ・シンキングですね。

ただ、津留さんが続けて言っていたのは、
プラスを生めば、必ず、マイナスを生む。
プラスの解釈をすれば、必ず、同じ基準によって、マイナスの解釈を生み出す。
ということです。

何かの考え・基準を持てば、必ず、プラスとマイナスの両方を生み出す。
そして、考え・基準を持たなければ、手放せば、
ただそこには客観的な現象があるだけだということ。

今朝、そこにあったのは、ただ、「風が強い」という状況でした。

それを「楽しむ・苦しむ」のも、「いい・悪い」と解釈するのも、
すべて、自分の中の考え・基準・条件を通してです。

そして、もちろん、何も考え・基準を持ち出さず、
ただ、その風の強い状況を体験する、ということもできます。

それらを決めているのは、すべて、自分です。
自分の内側であり、外的な状況ではない、ということです。

「どうすべきか」の話ではありません。
それを決めるのは、個人の選択です。
ただ、そのようになるのは法則だ、ということです。

今朝の強い北風に、そんな津留さんの言っていたことを思い出しました。